協会報 Vol. 7バックナンバー(2025.08.11)

アイキャッチ07

────2025.08.11─
 
油断ならぬ残暑。気を付けて乗り切りましょう!
「日本鮨酒文化振興協会」協会報 Vol. 7
 
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こんにちは。「日本鮨酒文化振興協会」の大谷(すしログ)です。今年の夏は本当に暑いですね。
ここ1ヶ月で、愛媛、岡山、大阪、富山、
福岡、佐賀、奈良と動きましたが、
暑くないところはありませんでした(笑)

お酒を飲んだ後に暑い外に出ると、
ふらっとする時もありました。
お酒を飲む際は夏以外も水を飲むのが大切ですが、
夏はなおさら意識的に水を飲むのが健康のためですね。
お盆明けは暑さが戻るようなので、
気を付けて乗り切りましょう!

それでは、2025年7月分の協会報をお届けします。
 
【目次】
…………………………
【1】2025年7月の報告(4件)
【2】来月に向けて
【3】〆のご挨拶
…………………………
 
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【1】2025年7月の報告

7月の報告については、以下の4件です。
 
…………………………
1-1. 富山「カナタワイナリー」鱒寿司とワインのペアリング
1-2. 鮨と日本酒のコンサルティングの報告
1-3. 【優良店紹介】はすのみ(岡山)
1-4. 【優良店紹介】香味堂かもしか(福岡)
…………………………
 
◆◇◆◇◆◇

1-1. 富山「カナタワイナリー」鱒寿司とワインのペアリング

テイスターのご用命をいただき、魚津の「カナタワイナリー」さんへ、
鱒寿司とワインのペアリング企画に参加しました。
結果的に、ペアリングの想像力を刺激されて、
非常にエキサイティングなテイスティングとなりました。

断言します。
合います、鱒寿司とワイン!
 
郷土寿司や郷土料理と日本ワインを
ペアリングする試みはポテンシャルがあると感じました。
 
もちろん日本酒でも同様の試みはされてきましたが、
「郷土料理×地酒」と聞くと、渋いイメージになってしまいます。
それが若い方に訴求しづらい要因かもしれません。

ですので、日本酒で行うならば現代的な造りの銘柄を選択したうえで、
意識的にスタイリッシュなPRを行うのが得策かもしれません。
もちろん、味覚や香りを合わせることは必須ですが!
 
ともあれ、富山県の「寿司といえば、富山」キャンペーンは
多角的に魅力を発信し、価値を高めているので、
引き続き目が離せません。
 
県が鮨を盛り上げるというのは前代未聞の試みですが、
すでに北九州市に波及するなど、社会へのインパクトを感じます。

漁獲量が激減したり、お米(酒米含む)が不足したり
しているからこそ、価値を高める試みは必須だと感じます。
日本の将来のために!

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1-2. 鮨と日本酒のコンサルティングの報告

ありがたいことに鮨の味覚調整や、日本酒ペアリングについての
ご相談をいただくことが増えています。
 
その中で確信(再認識)したのが、鮨と日本酒のペアリングは
「絶対に新しい価値になる」ということです。
職人さんにペアリングの言語化や理論の説明を行うと、
十中八九、楽しんでくださるためです。

今は鮨と日本酒の距離が近いようで、実は離れてしまっている状況です。
ただ、それぞれ素晴らしい食文化なので、
密接な関係に近づけ、相乗効果を生み出していけば、
これまた日本の将来のためになると感じる昨今です。
 
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1-3. 【優良店紹介】はすのみ(岡山)

岡山の中華料理店「はすのみ」さんは洗練されたお料理、
きめ細かいサービス、そして確かなペアリング技術が
そろった素晴らしいお店でした。
 
ワインだけでなく日本酒も駆使されていて、
特に「秋鹿酒造」の熟成酒とのペアリングは最高です。

ワインと日本酒を併用するペアリングの場合、
それぞれの味わいがハッキリと分かれてしまい、
ペアリングの連続性が断絶されることもあります。
ワイン主体のペアリングで日本酒を出されると、
銘柄や酒質的に「置きにきたな」と感じることもあります。
個々の料理とのマッチング率を意識しすぎた結果でしょう。
「はすのみ」さんはそれが無く、マッチング率が高いのに
連続性を持っている、魅力的なペアリングでした。

はすのみ

https://sushi-blog.com/okayama-hasunomi/
 
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1-4. 【優良店紹介】香味堂かもしか(福岡)

福岡で素晴らしいお店に出会いました。
発酵料理やスパイス料理と日本酒を合わせるお店です。

まだ知名度は高くありませんが、日本酒好きならば感動するはず。
お料理が美味しいだけでなく、お酒の提案も秀逸なので、イチオシです。

ちなみに、日本酒担当の奥様は僕のブログを参考に
SAKE DIPLOMAに合格しました!とのことで感慨無量。SAKE DIPLOMAを取得して、きっちり実践している人は、
ハイレベルなペアリング、提案をされるので、
SAKE DIPLOMAは素晴らしい資格だと再認識します、最近。(鮨店でも、女性職人さんがブログを参考にして合格できたと言っていただいたことがありまして)

「香味堂かもしか」さんは人気で席数が多くないので、
訪問する場合には事前のお電話がベターです。

香味堂かもしか

https://maps.app.goo.gl/DQTvp5r1tLA2qHTY7

https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40069405
 
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【2】来月に向けて

 お盆シーズンは出張を入れていないので、
東京の自宅で自分の時間を作れそうです。
 
ですので、前々から作りたかった日本酒ペアリングの
動画教材に着手したいと考えています。
料理人さんが観て参考になる実践的な内容を目指します。
そして、海外の人に向けてAIを活用して英訳も行いたいと
目論んでいます。
 
お盆期間だけでは完成させられない内容なので、
年内にはリリースできたら良いな…と考えています。
 
鮨と日本酒のペアリングについては理論化を完成させていますが、
タイ料理など他の料理ジャンルについても広げていき、
世界的に通用するコンテンツにできれば…と考えています。
 
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【3】〆のご挨拶

今回も読んでいただき、誠にありがとうございます。
最近、地方からご用命いただくことが増えており、
大変嬉しく感じています。
各地でいただいた縁をもとに、協会の活動を本格化
できる日が来ることを楽しみにしています。
 (まだ社団法人化できる段階ではないので頑張ります)
 
今後ともご支援のほど、よろしくお願いします!

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